葬儀の前と後のどちらで遺産問題を話し合うべきか?

遠くに住んでいるので葬儀の前に早目に遺産問題を話し合っておきたいと思う人もいるでしょうが、相続に関する問題は特に急がなくても問題はないので、葬儀が終わって落ち着いてから関係者間で話し合うのが一般的です。なかには家族が亡くなったことで大きな衝撃を受けている人もいるので、無理に遺産問題を持ち出すと問題がこじれてしまう可能性もあります。住んでいる場所が遠かったり都合が合わなくて集まるのが難しくても、慌てて相続の処理を進めようとしない方が適切です。

通常は、家族や親族がなくなってから3ヶ月以内に遺産や債務の概要を調べて相続するか放棄するかを決めて遺産分割協議を行い、10か月以内に相続税の申告、納税、遺産分割協議書の作成といったスケジュールとなります。早く相続に関する処理を済ませたいと思う人もいるでしょうが、相続は関係者全員の同意に基づき進められるものなので、個人的な都合だけを主張するのは控えなくてはなりません。

親族で話し合うため、難しい面もありますが、相続を円滑に進めるためには民法で決められた分割方法を参考にした上で他の関係者の話も聞いて、できるだけ全員が納得できるような内容にすることが重要です。